Firefox 94 が予定どおりにリリースされ、Linux 版ではこれまた予定どおりに EGL が有効化されていました。
そしてまた予想どおりなのですが、EGL が有効化されているためかしばらく使っていると Firefox がクラッシュしてしまいました。すでに Firefox 93 で EGL を有効化している時に遭遇している事象なのでそれほど驚きませんでした。
こんな時はクラッシュレポートをたくさん送付してあげた方が開発者の人にも事件が起こっていることが伝わるだろうし、解析用のサンプルもたくさん集まるしで早く収束に向かうのではないかと考え、人柱としてがんばろうと思いました。
ところで、これは Firefox 93 の時もそうだったんですが、about:crashes に進んでみたところ「breakpad.reportURL が空欄なので送付したクラッシュレポートを表示できません」と言われるのです。
自分で空欄にした記憶はなかったので Firefox 94 に更新したタイミングで Firefox のプロファイルをリフレッシュしてみたのですが、相変わらず初期値は空欄でした。
何を指定すればいいのか調べてみたところ、最終的には「https://crash-stats.mozilla.com/report/index/」が正解のようです。末尾のスラッシュまでが必要です。
送付されたクラッシュレポートを見てみると、すでに他のユーザーのクラッシュレポートも投稿されていましたが、どうも OS は Linux Mint ばかりのようにも見えます。
クラッシュレポートを見ている時に回避策っぽいのも見つけました。about:config で以下を設定すると回避できる?みたいです。
gfx.e10s.font-list.shared = false
回避策として効果があるのか、ちょっとこれで様子を見てみようかと思います。
(追記)
残念ながら回避策は効果なしでした。むしろクラッシュレポートも送付できないほどのダンマリ具合なので、悪化している感じです。
Firefox を起動してから 2時間経過など、一定期間を連続稼働させると発生するようです。
(さらに追記)
連続稼働ではなく、Firefox を起動したまま PC をサスペンドし、サスペンドから復帰すると発生するようです。
(さらに追記)
バグ修正版として Firefox 94.0.2 が現地時間の11月 22日 月曜日にリリースされるようです。