2021-11-16

Firefox のパイプライン化をやめた

Firefox の自分用初期設定として以下を設定していたのですが、ふと「どうしてデフォルトで有効化されていないんだろう?」と考えました。

network.http.pipelining = true
network.http.pipelining.ssl = true

しかもこのオプション項目は about:config に項目自体が用意されていないため、自分で項目を追記しなければなりません。



ということで、このオプション項目について調べてみると HTTP のパイプライン化自体は HTTP/1.1 にのみ効果のある設定ということが判明しました。
現在は HTTP/2 が主流であるかと思います。また、HTTP/3 も少しずつ展開されているような状況です。HTTP/2 に関してはその仕様に「ストリームの多重化」が盛り込まれているので、パイプライン化と同じような効果があります。

Firefox の about:networking で HTTP というメニューで確認してみると、確かにほとんどのサイトが HTTP/2 で通信しており、HTTP/1.1 はごく少数でした。パイプライン化はもう時代遅れなんですね。


というわけで、パイプライン化するための項目追加は about:config から除外してしまいました。最近はどんどん Firefox のデフォルト値を受け入れるようになってきているので、about:config で変更する項目が減ってきています。