もうすぐリリースされる Firefox 94 では EGL がデフォルトで有効化されるということを知り、手元の Linux Mint 20.2 上の Firefox 93 で EGL を試してみました。
Switching the Linux graphics stack from GLX to EGL
Firefox 93 で EGL を有効にするには、about:config 画面から以下の 2 つの設定を変更する必要があります。
・gfx.x11-egl.force-enabled = true
・widget.dmabuf.force-enabled = true
さて、気になる
EGL の効果ですが「艦これ」をプレイしている感じだと GLX とそれほど違いはなさそうです。もうちょっと前のバージョンの Firefox
でも EGL を有効にしてみたことがあるのですが、その時はちょっと Firefox の動きが不安定になった記憶があり、すぐに EGL
は無効状態に戻した記憶があります。Firefox 93 では特段の不具合もなく常用しても良さそうです。
ひとつ気づいたのが「CPU の使用率とか CPU 温度が下がった?」というくらいです。本当かな?と思い、EGL の状態と GLX の状態で比べてみました。
![]() |
こちらは EGL の状態 |
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こちらは GLX の状態 |
やはり気のせいではなかったようです。体感上でブラウザの描画に差がないのであれば、CPU 使用率ですとか CPU 温度が下がったほうがハッピーですもん。このまま Firefox で EGL 有効化を常用することにしました。
(と言っても、もうすぐデフォルトで有効化した Firefox 94 がリリースされちゃいますけどね)
【追記】
どうも Firefox のウィンドウを分割するとクラッシュするような気配があります。ご注意ください。
【さらに追記】
ウィンドウの分割は関係ないようです。ウィンドウを分割していない状態でもクラッシュが発生してしまいました。う〜ん・・・。