無線 LAN ルーターの設定を調整してみたお話です。
5GHz 帯の無線 LAN が 30 分おきくらいに瞬断しているようで、だいぶ久しぶりに無線 LAN ルーターの設定を見直しました。ルーターは NEC の Aterm です。
「30 分おき」ということでまずは「暗号化キー更新間隔」を調整してみました。変更前は「30 分」と指定されていたのですが、これを 60 分に延ばしてみました。
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| 暗号化キーの更新間隔を増やしてみた |
もうちょっと探ってみると「5GHz 帯って気象レーダーと被ってなかったっけ?」ということを思い出しました。
DFS(Dynamic Frequency Selection)という機能でルーター起動時に 1 分間ほどレーダーと使おうとしているチャネルが被っていないかチェックするそうなのですが、もしかしてこの DFS はその後も定期的にチェックしているのではないかと思い始めました。
ということで、試しに気象レーダーとは被らない W52 というチャネルに固定してみることにしました。
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| オートチャネルセレクトを無効にしてみた |
当然、今まではそんなことを気にしたことがなかったで「オートチャネルセレクト機能」にお任せしていたわけですが、これを無効にして「使用チャネル」を W52 に固定してみました。
ちなみに 5GHz 帯には 3 つのチャネルがあります。
W52:36、40、44、48 の 4 チャネル(DFS 不要)
W53:52、56、60、64 の 4 チャネル(DFS 必須)
W56:100、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140 の 11 チャネル(DFS 必須)
なんかこうして並べてみると W53 が不遇ですね。チャネル数が多いわけでもなく、DFS も必要だし・・・。
うちのルーターはクアッドチャネル(4 つのチャネルを同時に使う)までしか対応していないので W52 でも W56 でも差はありませんが、新しい機種だとオクタチャネル(8 つのチャネルを同時に使う)にも対応しているので、そうした場合はオートチャネルセレクトにお任せの方が良さそうです。
ところで、W56 には追加の 144 チャネルというのも存在しているようです。
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| 144 チャネルも使える |
W56 でこのオプションを有効にすると 12 チャネルが使えることになります。12 チャネルの中から 4 つ選んだり、8 つ選んだり、という感じですね。
ただし、この 144 チャネルは 2019 年から登場したらしく古いスマートフォンなどは対応していないそうで、ワタシが使っている SOV36 もその古いスマートフォンに該当してしまいます。
むやみに有効化するとそうした古い機器だけが Wi-Fi に接続できなくなってしまうので注意が必要です。
というわけで、5GHz の Wi-Fi が 30 分おきにプチ切断が発生する件に手を打ってみたのでした。効果があるといいですねぇ。


