長年の戦いにようやく終止符を打つことができました。
長年の戦い?
サスペンドから復帰したあとに Firefox を操作すると DNS 問い合わせに失敗することが多く、30 秒ほど耐えしのぐ日々が続いていました。
サスペンドから復帰すると DNS 問い合わせができないことがある
Linux Mint で r8168-dkms ドライバーを試してみた
NetworkManager-wait-online.service を止めてみた
2022 年 5 月くらいから戦いが続いていたようです・・・。
解決策
なんか過去にも対応していたようですが、DNS サーバーの先頭を IPv4 な DNS サーバーに手動設定することで効果があったようです。
![]() |
DNS4 は手動設定、DNS6 は自動設定 |
以前は DNS4 も DNS6 も自動設定にしていたのですが、DNS4 だけを手動設定に変えてみました。(両方が自動設定だと DNS6 の DNS サーバーだけが使用されていた)
ヒントは
journalctl で変なメッセージが出力されていないか調べたのですが、以下の 2 つのメッセージに着目しました。
08:10:55 NetworkManager[]:[] policy: set '有線接続 1' (eno1) as default for IPv4 routing and DNS 08:11:31 NetworkManager[]: [] policy: set '有線接続 1' (eno1) as default for IPv6 routing and DNS
IPv4 の DNS 設定が先に完了しており、その 30 秒後くらいに IPv6 の DNS 設定が完了していました。待たされている時間にピッタリな感じです。
IPv4 側の IP アドレスは固定値を設定しており、IPv6 側の IP アドレスは DHCP でもらってくる形式です。
IPv6 側も固定値にできれば時間を短縮できそうですが、さすがに一般人にそれはムリです。
あとは NetworkManager の設定で IPv4 よりも IPv6 を先にセットアップしてくれるように変更できれば解決できそうです。(そんな設定項目は用意されていないようでした)
う〜ん、ということは先にセットアップが完了している IPv4 側の DNS サーバーが使えるようになるといいのでは?
それまでは IPv4 側も IPv6 側も DNS サーバーは自動設定を選択しており、実際に使用されている DNS サーバーは IPv6 な DNS サーバーのみでした。
という流れで IPv4 側の DNS サーバーを自動設定から手動設定に変更することになったのでした。
次は
Debian 的には systemd-resolved はあまり推奨していないようなので、NetworkManager + dnsmasq という構成を試してみたいと思っています。