LMDE 5 に移行してから、Celluloid のバージョンが Linux Mint 21.1 よりも古いことに気づきました。
PC で音楽を聴く時は Spotify(Flatpak 版)を使っているのですが、Spotify で配信されていない楽曲はローカルディスクに置いてあるものを Celluloid で聴いています。
Celluloid では楽曲ファイルと同じディレクトリー(フォルダー)に置かれているカバーアートの画像ファイルをプレイヤー上に表示してくれていたのですが、LMDE 5 の Celluloid では表示されなくなっていました。
Celluloid のバージョンを確認してみると、なんと 0.20(2020年 9月リリース) でした。 Linux Mint 21.1 の Celluloid のバージョンは覚えていませんが、これよりは新しいのだと思われます。
Debian 12 のリポジトリにはさすがにもうちょっと新しいバージョンが登録されているだろうと思って調べてみたところ、なんと 0.20 のままでした。ということは、LMDE 6 がリリースされても Celluloid のバージョンは 0.20 のままの可能性があります。
「う〜ん、どうしよう。LMDE から Linux Mint に戻る?」と考えていたところで、「Flatpak があるじゃないか」とひらめきました。(ちょっと遅いですね)
ということで、Flatpak 版の Celluloid をインストールしました。
ワタシは Flatpak アプリケーションのインストール先をカスタマイズしている関係で、Linux Mint の「ソフトウェアの管理」経由ではなく、Flatpak コマンドを手動で入力してインストールしています。
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Flatpak 版の Celluloid をインストールした |
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あれ?古いまま? |
しかし、Cinnamon のメニューから Flatpak 版の Celluloid を起動しても古いままなのです。
なぜでしょう?
コマンドラインからバージョン番号を確認してみます。
こちらは deb 版です。
$ celluloid --version Celluloid 0.20
そしてこちらは Flatpak 版です。
$ flatpak run io.github.celluloid_player.Celluloid --version Celluloid 0.25
Flatpak 版はちゃんと新しいバージョンがインストールできていそうです。
コマンドラインから Flatpak 版の Celluloid を起動してみます。
$ flatpak run io.github.celluloid_player.Celluloid
あれ?新しいバージョンが起動しましたね。
もうわけがわかりません。Cinnamon のメニューエディターで登録されている起動コマンドも確認してみましたが、正しく登録されていそうです。
そして、別件で PC を再起動したところ、ちゃんと Cinnamon メニューからの起動で新バージョンの Celluloid が起動されるようになりました。なぜ?
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新しい Celluloid がメニューから起動しました |
なんとなく Linux Mint 21.1 の Celluloid よりも新しい感じがします。ついでに Celluloid の翻訳が進んでる感じもしましたが、ちょっと翻訳が退化している部分もあるようです。
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以前は「最後に選択したファイルを〜」と表示されていたような・・・ |
まあ、これでカバーアートが表示されるようになったので満足です。Flatpak スバラシイ。