2023-06-20

【LMDE】Celluloid のバージョンが古かったので Flatpak で対応してみた

LMDE 5 に移行してから、Celluloid のバージョンが Linux Mint 21.1 よりも古いことに気づきました。

PC で音楽を聴く時は Spotify(Flatpak 版)を使っているのですが、Spotify で配信されていない楽曲はローカルディスクに置いてあるものを Celluloid で聴いています。

Celluloid では楽曲ファイルと同じディレクトリー(フォルダー)に置かれているカバーアートの画像ファイルをプレイヤー上に表示してくれていたのですが、LMDE 5 の Celluloid では表示されなくなっていました。

Celluloid のバージョンを確認してみると、なんと 0.20(2020年 9月リリース) でした。 Linux Mint 21.1 の Celluloid のバージョンは覚えていませんが、これよりは新しいのだと思われます。

Debian 12 のリポジトリにはさすがにもうちょっと新しいバージョンが登録されているだろうと思って調べてみたところ、なんと 0.20 のままでした。ということは、LMDE 6 がリリースされても Celluloid のバージョンは 0.20 のままの可能性があります。

 

「う〜ん、どうしよう。LMDE から Linux Mint に戻る?」と考えていたところで、「Flatpak があるじゃないか」とひらめきました。(ちょっと遅いですね)

ということで、Flatpak 版の Celluloid をインストールしました。

ワタシは Flatpak アプリケーションのインストール先をカスタマイズしている関係で、Linux Mint の「ソフトウェアの管理」経由ではなく、Flatpak コマンドを手動で入力してインストールしています。

Flatpak 版の Celluloid をインストールした

あれ?古いまま?

 

しかし、Cinnamon のメニューから Flatpak 版の Celluloid を起動しても古いままなのです。

なぜでしょう?

 

 

コマンドラインからバージョン番号を確認してみます。

こちらは deb 版です。

$ celluloid --version
Celluloid 0.20

そしてこちらは Flatpak 版です。

$ flatpak run io.github.celluloid_player.Celluloid --version
Celluloid 0.25

Flatpak 版はちゃんと新しいバージョンがインストールできていそうです。

コマンドラインから Flatpak 版の Celluloid を起動してみます。

$ flatpak run io.github.celluloid_player.Celluloid

あれ?新しいバージョンが起動しましたね。


もうわけがわかりません。Cinnamon のメニューエディターで登録されている起動コマンドも確認してみましたが、正しく登録されていそうです。

そして、別件で PC を再起動したところ、ちゃんと Cinnamon メニューからの起動で新バージョンの Celluloid が起動されるようになりました。なぜ?

 

新しい Celluloid がメニューから起動しました

 

なんとなく Linux Mint 21.1 の Celluloid よりも新しい感じがします。ついでに Celluloid の翻訳が進んでる感じもしましたが、ちょっと翻訳が退化している部分もあるようです。

以前は「最後に選択したファイルを〜」と表示されていたような・・・

 

まあ、これでカバーアートが表示されるようになったので満足です。Flatpak スバラシイ。