いまさら感がありますが、Firefoxのキャッシュ容量を調整してみました。
Ryzen 5 5600G という APU に換装したたため PC のメインメモリーの一部が GPU の VRAM として割り当てられることになりました。なので、従来よりも OS が利用できるメモリー容量が減ってしまう、ということになります。
そこで、ちょっとでも VRAM として減った分のメモリーを回復させる目的で、Firefox のメモリー使用量を削減する作戦に出ました。
作戦の一歩として、まずは Firefox のメモリー内キャッシュ容量を減らしてみました。
ちなみに Firefox のキャッシュ容量はメモリー内とディスク内の 2種類があり、それぞれは高度な設定(about:config)内に「browser.cache.memory.capacity」「browser.cache.disk.capacity」という設定項目があり、この設定項目で調整が可能です。
ではまず、現状の割り当て容量と使用量を確認してみます。
![]() |
about:cache 画面 |
about:cache 画面で割り当て量と使用量が確認でき、上側がメモリー内キャッシュの状況です。
Maximam storage size が 32,768 KB なので、メモリー内のキャッシュとして 32MB が割り当てられています。これに対して Storage in use が 12,870 KB なので、12MB 程度の使用量です。ワタシの利用方法では、キャッシュ容量の割り当ては半分の 16MB でも足りそうです。
では、メモリー内キャッシュ容量の割り当てを変更してみましょう。
「高度な設定」 から「browser.cache.memory.capacity」の値を編集します。初期値は「-1」の自動設定でしたが、これを 16MB を意味する「16384」に変更します。(KB単位での指定のため)
変更すると即座に反映されるため、Firefox 自体の再起動は不要です。これで完了です。
少しだけメインメモリーの使用量を削減することができました。