2022-04-12

PC ケースと CPU 温度

HDD のデータ移行のために一時的に PC ケースを開けたままにしておいたところ、いつもよりも CPU の温度が低くなっていることに気づきました。

PC ケースの側面と前面のパネルを取り外した状態にしていたのですが、いつもは CPU 温度が 41 度くらいであったものが 36 度くらいまで下がっていました。


これは側面か前面のどちらを取り外したことの効果なんだろうかと思い、まずは側面パネルだけ元のように取り付けてみたところ CPU 温度の上昇度合いがわずかであったため、前面パネルを取り外したことの効果が大きいという結論になりました。


これから夏を迎えるにあたっては前面パネルを取り外したまま運用するのが CPU 温度面で有利なようです。しかし、PC ケースの前面パネルを取り外したままだとあまりにも不格好で耐えられません。


どうしてもんかとちょっと悩んだ末に出した結論は「 5 インチベイの目隠しパネルを 1 枚だけ外す」というものでした。


ちょっと試してみたところ、CPU 温度面では確かに効果がありました。前面パネルを取り外した状態と同じくらいの CPU 温度です。

そこからしばらくして考えたのが「もしかして、PC ケースの前面に取り付けられている吸気ファンが経年でパワーが弱っているのでは?」ということです。
確かに PC ケースを開けている時に吸気ファンに手を当ててみたのですが、音が静かでファンが回っているのかわからないくらいで、手に当たる風もほんの僅かだったことを思い出しました。

というわけで、吸気ファンを新調するべくリサーチを開始しました。どうやらいま取り付けられている吸気ファンは 12cm で回転数は 1,000rpm のもののようです。同じ 12cm のサイズで回転数が 1,200rpm とか 1,800rpm のものに交換すると温度上昇に効果が出るのでしょうか。

ん?そう言えば、マザーボードの BIOS(UEFI)設定で CPU ファンの回転数は調整した記憶があります。吸気ファンも調整できるのかも?と思って BIOS 画面を探ってみると見つかりました。

吸気ファンも温度と回転数を自分好みに調整できるようになっていました!

試しに「全力モード」に変更してみたところ、吸気ファンが今までに聞いたことがないくらいの高速回転になりました。なるほど、これが 1,000rpm の力ですか。ということは、吸気ファンを交換しなくとも回転数の調整で前面パネルを取り外したのと同じ効果が得られそうです。ちょっとファンの音がうるさくなりますが常に 70〜80% くらいの回転数になるように調整してみました。

ただ、見た目をとるか、静かさをとるかでまだ悩んでいます・・・。