2021-06-11

在宅勤務からの Windows システムバックアップ

普段は Linux Mint を使っているのですが、在宅勤務では Windows を使う必要があり、そう言えば久しくバックアップを取ってないのでなんかあったら仕事が困るな、と思い行動しました。

Windows が壊れた時はリカバリーディスクで復旧するものかと思っていたのですが、最近は「回復ドライブ」と言って、USB メモリーに保管しておくのが一般的だそうです。

ということで、USB メモリーを買おうかと調べてみると、いつの間にかだいぶ安くなっていることに気づきました。32GB のものが 5本セットとかで売られているものが多く、気軽に買えるような値段でした。


さて、回復ドライブはシステム部分のリカバリーできるようですが、ユーザーデータは別途バックアップしておく必要があるようです。

元々、ユーザーデータは個別に QNAP へ退避していたので要らないかとも思ったのですが、OS のバックアップ機能でまとめてバックアップしておいた方が復旧が楽チンなのかと思い、システム部分+ユーザーデータをバックアップしてみました。

バックアップ先を QNAP に指定し、いざバックアップが始まると対象データは 570GB ほどと算出され、QNAP に向けて勢いよく転送が始まったかと思ったのですが、転送速度は 100Mbps 前後です。「まあ、こんなもんかな?」と思い、これは朝から晩まで 1日仕事だと思って気長に待っていました。

1日仕事だと思ってはいたのですが、10時間ほど経過してもまだ半分終わったくらいだったので、もうちょっとなんとかならないものかとデバイスマネージャーから NIC のプロパティを点検してみると、なんと「ジャンボフレーム」が無効になっているではありませんか!!

勢いあまってジャンボフレームを 9000 バイトに指定すると、NIC がリセットされて LAN が一時停止してしまい、10時間ほど処理していた Windows のバックアップ処理もエラー終了してしまいまいた。再実行すると途中から続けてくれるかと思いましたが、なんと最初からやり直しになってしまいました・・・・。

しかし、ジャンボフレームを有効化すると転送速度が 100Mbps 前後から 500Mbps まで出るようになり、けっこうな進捗でバックアップが進んで行きます。


 

最初からジャンボフレームが有効化されていたら、朝から始めていたので午前中くらいにはバックアップが終わっていたのではないかと思います。だいぶ時間をムダにしてしまいました・・・。

無線 LAN なノート PC もあるので、そっちもバックアップせねばと思っているのですが、Wi-Fi にもジャンボフレームがあるのか調べてみると、ないようです。

ただし、11n ではフレームサイズが最大で 64KB?、11ac では 1MB?のようで、11ac が使えればそちらの方が早く終わりそうです。
(なるほど、在宅勤務中にリンク速度 300MHz の 11n よりも 11ac の方が速く感じたのはこのフレームサイズの違いなのかも、と腑に落ちました)

 

普段、Windows をあまり使わないとはいえ、セットアップはしっかりと済ませておかねばと思った次第です。