2021-05-08

Ryzen 3 3100 に換装

 長年愛用していた Ryzen 3 2200G から Ryzen 3 3100 に CPU を換装しました。

最近話題の Smart Access Memory というか Resizable BAR を試したく、中古の Ryzen 3 3100 を物色していたのですが、ようやくお手頃なものが見つかったので購入しました。

Ryzen 3 2200G は第一世代の Zen アーキテクチャで製造プロセスは 12nm、Ryzen 3 3100 は第三世代の Zen 2 アーキテクチャで製造プロセスは 7nm となり、省電力化にも期待していました。

いざ、CPU を換装してみた結果を記録します。

 

構成は以下の通りです。
・CPU Ryzen 3 3100
・M/B GIGABYTE B450 AORUS M (F61a)
・OS Linux Mint 20.1(Linux Kernel 5.8.0-50)

 

1. Resizable BAR を有効にすると PC を起動できない
Ryzen 3 2200G の時は設定項目自体が非表示だったのですが、Ryzen 3 3100 では設定項目が表示されるようになりました。さっそく、Enable に変更して BIOS 画面を終了すると、PC の再起動はかかるものの自動的にまた BIOS 画面に突入してしまいます。
BIOS のバグかと思うので、いったんあきらめました・・・。

2. SMT を無効化するとサスペンドできなくなる
省電力化を期待していたものの、Ryzen 3 2200G はアイドル時が 36 度くらい、使用時も 42 度くらいだった CPU 温度が、なんと Ryzen 3 3100 ではアイドル時が 40 度くらい、使用時は 49 度くらいと高温になってしまいました。
これは Ryzen 3 2200G の最小クロックが 1600MHz(だったかな?)に対して、Ryzen 3 3100 の最小クロックが 2200MHz へと上昇していることが原因のようです。

SMT を無効化すると 3 度ほど温度を下げられたのですが、なんと Linux Mint のサスペンドが働かなくなってしまいました。これはこれで困るので、SMT は再び有効化しています。


というわけで、Ryzen 付属の純正クーラー(Wraith Stealth)からデラックスな CPU クーラーへ替えてみようというところです。

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(追記)
BIOS で CPU のコア電圧を - 0.102V に補正したところ、CPU 温度は -1 度くらいになりました。もっと電圧を下げると CPU 温度も下がるのでしょうか?ちょっとこれ以上下げるのは怖いです。 

(追記)
コア電圧を - 0.120V まで補正してみました。ここまで下げると効果がありそうですが、なんかもう気持ちの問題のような気もしてきました。

(追記)
BIOS をレガシー BIOS モードから UEFI モードに変更したところ、Resizable BAR が有効な状態で Linux Mint が起動しました!!

Smart Access Memory を有効化する設定を教えて下さい