いったん Pinta をあきらめて GIMP で Pinta の代替(簡単な画像編集)はできるようになったのですが、もう少し粘って lowlatency カーネルでも Pinta をうまく動かす方法がないか調べていました。
すると、Pinta も Flatpak版が提供されていることを発見し、さっそく Flathub で探してみると見つかりました。
ところで、Pinta の最新バージョンは 1.6 なのですが、これがリリースされたのは 2015年 3月であるということを初めて知りました。ここ最近は開発が止まっているのか、機能として成熟しつくしたのか、微妙な気持ちになりました。
5年前だと WebP 形式にも対応していないのではないかと思い調べてみると、WebP 自体は 2010年 9月に登場したようで、Pinta の最終更新よりもけっこう前の時期でした。
しかもなんと、Pinta 用の WebP アドオンまで用意されていることも判明しました。
さて、Flatpak 版の Pinta は lowlatency カーネルな Linux Mint でも問題なく稼働したのですが、肝心の WebP ファイルにアクセスしようとするとエラーが出てしまいます。apt で webp というパッケージや libwebp というパッケージも追加でインストールしてみたのですが、状況は変わりませんでした。
ということで、Pinta は復活したはずなのですが、なぜか WebP を扱える環境構築へと舵を切ったわけです。
そして、Linux Mint に同梱されている GIMP で WebP ファイルをアクセスしようとしてみたもののアクセスできず、調べてみるとこの GIMP はバージョン 2.8 で、WebP を扱えるようになったのは GIMP 2.10 以降とのことでした。
ここで再び Flatpakの出番です。
Flathub に行くと当然のように GIMP が用意されており、もちろんバージョンは 2.10 でした。
さっそく Flatpak 版の GIMP をインストールしてみるとけっこう配色がダークな感じでビックリしましたが、WebP ファイルのアクセスも問題ないようでした。
というわけで、WebP って本当にファイルサイズ小さくなるのか試してみた結果が以下の通りです。
・検証用の画像サイスは 1200 x 721 ピクセルを用意
・画質の設定はどの形式も上限の 100 を選択
形式 | ファイルサイズ |
---|---|
BMP | 2.6MB |
JPEG | 877KB |
PNG | 1.5MB |
WebP | 472KB |
確かに WebP はファイルサイズを小さくできるようです。
こちらが実際に用意した WebP 形式の検証用画像です。みなさんのブラウザでも表示できているでしょうか?
WebP 形式、活用しても良いかもしれませんね。