いつものように Spotify で音楽を聴いていたら「なんかおかしくね?」と思ったのです。
LMDE で音楽を聴く時は Flatpak 版の Spotify を使っています。Spotify は Android 版もあるので、Linux と Android を使っているワタシにはベストな選択肢です。気に入っています。
そんな Spotify で音楽を聴いていたところ、ボーカルの声が伸びるようなシーンでアルトリコーダーのような音が混じって聞こえている気がしました。「泣けばいい〜〜〜」みたいな部分です。
こういう時は最近に発生した変更をまず疑います。「そう言えば、Spotify のアップデートがあった気がするな、戻してみるか」
11 月 29 日に 1.2.48.405 から 1.2.50.335 にアップデートしていました。これを戻してみました。
$ flatpak --system remote-info --log flathub com.spotify.Client $ sudo flatpak update --commit=c50479e52d0b1ad1cc77ca6da4cc459fc058bf314054cd9e9aeac727d2e92241 com.spotify.Client
「・・・うん、治ってない」
次に最近に変更した点を思い出してみると、カーネルのブートオプションを思い出しました。
こうだったのを
nohz_full=2-11
こうしたのでした。
preempt=full nohz_full=all
片方ずつ取り外してみても、両方を取り外してみても変化なしです・・・。
ここで、音楽プレイヤーを Spotify から Celluloid へ切り替えてみました。Celluloid は Spotify に配信されていないローカル音源を聴く時に使っています。
「ん・・・、こちらも同じ症状」
スピーカーの機器の不調なのかと思い、ここでヘッドホンに切り替えてみましたが、なんか治っているようなやはり同じ症状のような微妙な感じです。
「あとは何だろうなぁ?最近に変わった部分」
ダメもとで PipeWire の設定ファイルを元に戻してみることにしました。~/.config/pipewire/pipewire.conf をリネームして全てをデフォルト値で動かします。
$ systemctl --user restart pipewire pipewire-pulse
「あれ?治ったかも・・・」
PipeWire のアップデートは 10 月 16 日に適用しています。1.2.4 から 1.2.5 へと変更しています。
設定ファイルのカスタマイズ部分は以下の通りです。
default.clock.rate = 44100 default.clock.quantum = 2048
default.clock.rate は 48000 を 44100 に変更していました。default.clock.quantum は 1024 を 2048 に変更していました。
この結果から考えてみると、default.clock.quantum がデフォルト値である 1024 に戻ったことで解消したのではないかと思います。
しかしこれが正しい原因だったとすると、10 月からひと月以上も変な音だったことに気づいていなかったということにもなり、全く納得感がありません。
でもまあ、とりあえず快適な音楽環境が復活したので良しとします。