ついに LMDE 6 にも Thunderbird 115 が配信されたのでアップデートしてみたものの、見た目が変わりすぎてビックリでした。
Firefox もそうですが、アップデート後に一度起動した時はメニューとかが英語のままだったりするので、何度か Thunderbird を再起動すると日本語メニューの反映が完成することがあります。
それはさておき、今回は 102 から 115 へと大きなバージョンアップであったため、見た目の違いにビックリしたわけですが、見た目をカスタマイズするための userChrome.css が無視されているようでした。
もしや設定エディターで userChrome.css を使う、という設定が外れてしまったのかと思い確認してみましたが、ちゃんと設定はキープされていました。
toolkit.legacyUserProfileCustomizations.stylesheets = true
う〜ん、そうすると何が悪いんだろう?と調べてみると、どうやら userChrome.css の中身を書き換えないといけないらしいことが判明しました。
こちらがバージョンアップ前の userChrome.css です。
@namespace xul url("https://www.mozilla.org/keymaster/gatekeeper/there.is.only.xul"); #threadTree treechildren::-moz-tree-row() { background-color: #eef6ee; } #threadTree treechildren::-moz-tree-cell-text(unread) { color: #994d00 !important; }
そして、こちらがバージョンアップ後の userChrome.css です。
#threadTree tr:nth-of-type(odd) { background-color: #eef6ee; } #threadTree tr[data-properties~="untagged"][data-properties~="unread"] { color: #994d00 !important; } #toolbar-menubar { order: 1; } unified-toolbar { order: 2; } #tabs-toolbar { order: 3; }
nth-of-type(odd) はメール一覧の背景色を 1行おきに変更するための指定です。
unread は未読メールの色を変更するための指定です。
order の部分は Thunderbird のメニューバーとツールバーの表示位置というか表示順を変更するための指定です。
だいぶ突貫工事でしたが、なんとかバージョンアップ前と同じような状態に復元できました。