Linux Mint で Thunderbird を愛用していますが、たまにメッセージウィンドウを表示中に数秒ほど操作できない状態になることがあり、これを解消してみました。
発生事象
Thunderbird の設定で「メッセージを次の場所に開く」という選択ができ、ワタシは「新しいメッセージウィンドウ」を指定しています。
受信トレイに届いたメールを表示させると、設定で指定したとおりにメッセージウィンドウが表示されるのですが、メールの内容を下の方にスクロールしようとしても操作不能で数秒間の待ちぼうけをくらってしまいます。
Thunderbird 本体にフォーカスを移動することはできるのですが、他のメールを表示させたりすることはできない状態です。
悪名高い「グローバル検索と索引データベース」は off にしているので、謎な状況です。ちなみに IMAP でのアクセスですが、メールが表示できているのでメールサーバーから必要なデータはダウンロードし終わっていると思うので、何かの通信待ちということもなさそうです。
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メールは表示できているのに数秒間、操作を受け付けないことがある |
試してみたこと
この事象そのものの解消策ではないのですが、Thunderbird の動作が重い時の解消策としては先ほど出てきた「グローバル索引と索引データベース」を off にすると良い、という情報がありましたが、残念ながらワタシの環境ではすでに off に設定されています。
未実施の解消策としては「メッセージの同期」を off にしてみる、というものがありました。
メッセージの同期と言っても、メッセージウィンドウでメールの内容が表示できてるんだからサーバーとの同期も済んでるんじゃないの?というのがワタシの想像でしたが、まあ試してみようと思いました。
(ワタシの想像)
・IMAP サーバーに一定インターバルで新着メールの確認
・新着メールがあったのでサーバーからローカルにメールの内容を同期
・新着メールを表示する時は同期済みのローカルデータを使用
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半信半疑で off にしてみた |
(試した結果)
数日間をこの設定で使ってみましたが、なんと事象が解消しました。再発していません。むしろ新着メールを表示させる動作が少し速くなった気がします。Thunderbird の「メッセージの同期」の仕組みはワタシの想像とは違っているようです。
ただ、当然ですが過去のメールを表示させようとするとまたサーバーへデータを取りに行くので少し時間がかかります。
また一度表示させたメッセージウィンドウを閉じて同じメールを表示させようとすると、メールの内容はキャッシュされないのでまたサーバーとの通信が発生してしまいます。全体として見ると、同期しておいた方が優しいかもです。