Linux Mint 21.1 上で日本語入力に Mozc を使用していますが、日本語入力中の困ったをキー設定で解消?してみました。
(その一)入力モードが英数モードに変わってしまう
ワタシの使っているキーボード、右側の Windows キーがないのです。スクリーンロックをかける時に Win + L キーを多用するのですが、片手で押しづらいのでちょっと困ります。
ですので、xmodmap で「カタカナ・ひらがな」 キーを「右 Win」キーに割り当てて使っています。
そして、たまに長文を入力していると突然に「ひらがな入力モード」から「英数入力モード」に変わってしまうことがあり、「カタカナ・ひらがな」キーが潰れているためキー操作で元の「ひらがな入力モード」に戻せなくてイライラ、ということがありました。
最近わかったのですが「Capslock・英数」キーを押すと英数入力モードに変わってしまうということで、まあワタシのキーの押し間違いではあるのですが、これをブロックすれば解決、ということになります。
※ついでにわかったのですが、そのままもう一度「Capslock」キーを押すと英数入力モードが解除できるようでした。
※さらに付け加えると、これは Mozc のキー設定として「MS-IME」互換が設定されているためです。
「Mozc の設定」 「一般」「キー設定」「キー設定の選択」「編集」
(その二)学習結果を忘れてしまう?
Linux Mint 20.x から 21.x にアップグレードしてから Mozc が学習結果を忘れてしまうように感じていました。
別件で日本語入力中に Backspace キーを押した時のおかしな挙動の原因を探っている時に、Mozc のキー設定に不審なものを見つけました。
なんと「入力文字なし」の時に Backspace キーを押すと「最後の学習をキャンセル」という動きが割り当てられていました。
※これも Mozc のキー設定で「MS-IME」互換のキー設定のためです。
※この「最後の学習をキャンセル」という機能は意図的に活用している人はいるんでしょうか?
さっそくキー設定から「最後の学習をキャンセル」という動作を削除しました。
(その三)学習結果を忘れてしまう?
Mozc についていろいろと調べているうちに、2020年にリリースされたバージョンから XDG 準拠されていることを発見しましました。Linux Mint 21.1 は Ubuntu 22.04 がベースになっているので、当然この XDG 準拠に対応されたバージョンの Mozc が同梱されています。
ですが、ワタシは /home をずっと昔の Linux Mint のバージョンから使い回しているため、Mozc は古い形式の置き場所に config ファイルを保管して使っていました。
旧:/home/.mozc
新:/home/.config/mozc
というわけで、古い置き場所のバックアップを取った上で config ファイル群をまるごと削除し、Mozc を再起動したところ XDG 準拠の新しい置き場所に config ファイル群を作り直してくれました。
これを行ってから?学習結果を忘れてしまうということが改善されたような気がします。