Fcitx5 は Linux Mint(Ubuntu) で使っているインプットメソッドフレームワークというソフトウェアです。同じカテゴリーには IBus というソフトウェアがあります。
fcitx5-mozc というパッケージを手動でインストールして使っていますが、現時点のバージョンは 5.0.14 です。
Mozc が変換エンジン、Fcitx5 が様々なアプリケーションとの仲介役、という関係でしょうか。fcitx5-anthy というパッケージも用意されていて、そちらは変換エンジンが Anthy となります。
さて、いきなりですが現状の Fcitx5 が表示する変換中の変換候補ウィンドウです。すでに標準状態から若干カスタマイズしていますが、今回は変換候補の行間をちょっと詰めたい、という内容です。
こちらは調整後の変換候補ウィンドウです。だいぶ行間が詰まりました。
今回、Fcitx5 とIBus を訳があって切り替えて使っていて、なんとなく IBus の方が見た目がシンプルで好感触だったのです。「Fcitx5 と IBus の違いは何だろう?」と自分の記憶を比べてみたところ、この変換候補ウィンドウの行間の差ではないか、という結論でした。
では、調整の手順になります。
Fcitx5 の設定画面から「アドオン」 「クラシックユーザーインターフェース」のボタンを押します。
「テーマ」の右側のボタンを押します。
ぼちぼち下にスクロールすると「テキストの周りのマージン」というセクションがあり、今回はここの設定値を変更します。
初期値は「左マージン」「右マージン」「上マージン」 「下マージン」とも 5 という設定でした。
今回は変換候補ウィンドウの行間を詰めたいので「上マージン」「下マージン」を 1 に設定してみました。「左マージン」「右マージン」は若干の調整をしてみました。
これで設定は完了です。各ウィンドウの OK ボタンを忘れずに押しましょう。
Fcitx5 は他にも各部の詳細を調整可能です。こちらの本家のガイドを参照ください。