ワタシ、PC の電源スイッチはあまり押さないんですが、最近になって押すと反応が非常に悪いことに気づきました。カチッと押してるはずなのに PC の電源が入らないのです。
普段は Linux Mint の「サスペンド」を使っており、サスペンドの解除には PC に接続されているキーボードのどれかのキーを押します。在宅勤務でデュアルブートな Windows を立ち上げる時も Linux Mint 上で「再起動」を選択するので、電源スイッチを押す機会がだいぶ少ないです。
Linux Kernel の更新があった場合、ちょうど出かけるようなタイミングだと「シャットダウン」を選択し、帰宅後に PC 起動のために電源スイッチを押しますが、こうした時に一度だけ押してもすぐに電源が入らず、ゆっくり押したり深く押したりと何度か試してようやく電源が入る、というのが最近の状況です。
(このまま PC の電源が永遠に入らないのでは?と心配になるくらいです)
いま使っている PC ケースは年代モノなので、電源スイッチの接触不良なんだと思ってはいたのですが、はたして治せるのか PC ケースの買い替えが必要なのか不安でした。
いざ調べてみると、あっという間に同じ症状を治した記事を見つけました
PCの電源スイッチが接触不良になった場合の簡単な修理法 – じーろぐ
「タクトスイッチ」の接触不良らしく、交換するか清掃することで治せるようです。交換はハードルが高そうなのでとりあえず清掃ですね。
清掃には「接点復活剤」なるものが必要らしいですが、残念ながら手元にはないのでとりあえずタクトスイッチの状況を確認してみようと
PC
ケースの前面だけを開封してみると、参考にした記事のようにタクトスイッチを発見できましたが、タクトスイッチ周辺のカバーにケーブルが繋がっていて全体的に外せず、清掃できるような感じではありませんでした。
気休め程度に見える範囲でタクトスイッチの上から掃除機で吸ってみたり、何度か手でカチカチッと連打してみたくらいであきらめました。
ところがこれが効果があったようで、取り外した前面ケースを元のように復旧し、PC を起動させるために電源スイッチを押してみたところ、一発で電源が入るという奇跡がおきました。
たまにはいいことがあるもんですね。