Linux Mintをインストールすると日本語入力メソッドとしてFcitx + Mozcがセットアップされます。特に問題なく使用できます。
LibreOfficeをdebパッケージでインストールというか最新化した場合でも、Fcitx + Mozcで日本語入力が可能で、特に不具合はありません。
これが、Flatpak版のLibreOfficeをインストールすると、なぜかFcitx + Mozcでは日本語入力ができなくなってしまうのです。
Linux Mint 19.2に同梱されているFlatpakのバージョンは1.0.8なのですが、Flatpak自体のバージョンを最新化すると解消されるという噂があり、試しにPPAを追加してFlatpak 1.4.5に変更してみたものの、私の環境では変化がありませんでした。
ということで、日本語入力メソッドをiBusに変更してみました。
Linux Mint では「設定」「入力方法」から簡単にセットアップできるようになっています。
すると、Flatpak版のLibreOfficeでも日本語入力ができるようになりました!!
なのですが、ちょっと困ったことがあり、iBusの設定で「すべてのアプリケーション間で同じ入力メソッドを共有する」というオプションがあり、これを無効化したいのですが無効になってくれないのです。
設定画面上はチェックボックスのチェックが外れるのですが、動作としてはチェックが入っている時と変わりません。日本語入力がONになっているとすべからく日本語入力がONのままになってしまいます。
Firefoxでは日本語入力ONで良いのですが、Terminalを立ち上げたら日本語入力はOFFで使い始めたいのです。Terminalに何か入力する前に半角・全角キーを押して日本語入力をOFFにしなければならず、これがまたストレスなのです。
というわけで、FcitxにすればFlatpak版のLibreOfficeで日本語入力ができずに困り、iBusにすればアプリケーションを切り替えるたびに日本語入力のON・OFFをしなければならずでベストな選択肢がない状態です。
今はとりあえずiBusでいちいちON・OFFするイライラを抱えながら使っている状況です。何か解決策があれば良いのですが、、、、、
(追記)
結局、その後にiBusをやめてFcitxに戻しました。LibreOfficeもFlatpak版はアンインストールしてdebファイルからインストールし直して使っていました。
ところが・・・・・・
困っているワタシを見つけてくれたLibreOffice日本語チームの方が解決策をアドバイスしてくれ、その解決策で見事に解消しました。
flatpak --user override --talk-name=org.fcitx.Fcitx --talk-name=org.freedesktop.portal.Fcitx org.libreoffice.LibreOffice
コマンドの意味はよくわかりませんが、Flatpak版のLibreOfficeをインストールしたあとにこのコマンドを入力することで解消しました。Session Bus Policyを更新するコマンドだそうです???