2018-05-10

Linux MintにKernel 4.15をインストール

Linux Mint 18.3のアップデートマネージャにKernel 4.13.0-41が配信されたので更新してみました。更新内容は3件のセキュリティ脆弱性への対応でした。

Kernelを追加したので、ディスク空き容量の確保のために過去にインストールした古いバージョンのKernelを削除しようと思い、 アップデートマネージャから「Linux カーネル」というメニューを呼び出したところ、いつの間にやらKernel 4.15が配信されているのに気づきました。


なんと、4.15.0-13、4.15.0-15、4.15.0-20と3バージョンも配信されていました。

Kernel 4.15にはちょっと前に話題となったMeltdown/SpectreというCPUのセキュリティ脆弱性への対応が含まれています。また、amdgpuドライバーにDC(Display Code)対応が追加されています。

amdgpuのDCはVega世代ではデフォルトで有効となるそうですが、それ以外のGPUではカーネルパラメーターに”amdgpu.dc=1”を指定して起動することで有効化させることができます。

さっそくKernel 4.15をインストールし、/etc/default/grubにカーネルパラメーターを追加してみました。

GRUB_DEFAULT=0
#GRUB_HIDDEN_TIMEOUT=0
GRUB_HIDDEN_TIMEOUT_QUIET=true
GRUB_TIMEOUT=7
GRUB_DISTRIBUTOR=`lsb_release -i -s 2> /dev/null || echo Debian`
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet splash"
GRUB_CMDLINE_LINUX="amdgpu.dc=1"
/etc/default/grubを修正したので、以下のコマンドで反映させます。

sudo update-grub 

その後、PCを再起動すれば作業は完了です。無事にDC機能を有効化させることができたようですが、いかんせん、DC機能が働いているかが外から見て確認することができません。

うちのGPUはRadeon RX 560ですが、なんとなくブラウザの画面描画がキリッとした感じはします。