2018-03-31

(仮想通貨)Radeon RX 560を買ってみた

某オークションにてRadeon RX 560 4GBなGPUを入手しました。



うちのマザーボードは10年くらい前に買ったAMD 780Gというチップセットで、BIOSがUEFIではなくLegacy BIOSです。こういったLegacy BIOSなマザーボードでは最近のビデオカードが使えないという噂をよく聞いていたので、使えるかどうか心配だったのですが、結果的には何の問題もなく認識され、アッサリとRadeon R7 240からの換装が完了してしまいました。

OSはLinux Mint 18.3です。

この状態でMonacoinのマイニングをしてみたところ、mkxminerが正常に動かなくなってしまいました。Radeon R7 240ではハッシュレートが3.0Mh/sくらいだったので、Radeon RX 560だとどれくらいになるのか確認してみたかったのです。

mkxminerのLinux版は32bitアプリケーションなので、微妙にインストールが面倒でした。問題判別しているくらいだったらさっさとEthereumのマイニングに取りかかった方が良いと思い、mkxminerのエラーは放置することにしました。


Ethereumのマイニングをするために、Claymoreをインストールしました。v11.5です。

とりあえず動くようにconfig.txtを修正してみると、ついにClaymoreが動くようになりました。Radeon R7 240ではVRAMが2GBだったので、Ethereumのマイニングができなかったのですが、Radeon RX 560ではVRAMが4GBになったのでClaymoreが動いてくれました。

ハッシュレートは12Mh/sくらいでしたがGPUの温度が70度くらいになってしまったので慌てて中断しました。GPUのファンも好きなだけ回転するので音がうるさくてビックリしてしまいました。回転数が100%だと近くのケーブルを巻き込みそうになっているようで、何かがぶつかるような音もしていました。

そしてconfig.txtをだいぶ修正して温度やファンの音が落ち着いたのですが、おや?ハッシュレートが10Mh/s切るくらいまで落ちちゃいましたね・・・・。

config.txtをほぼ最小限のオプションに削ってみてもハッシュレートに変化はありません。10Mh/sくらいのままです。

ちょっと時間があったのでLinux Mint 18.3を再インストールしてみました。Linux MintはWindowsと違って再インストールがすぐ終わるので良いです。

OSの再インストール後にAMDGPU-PROドライバーのOpenCL部分だけをインストールし、この状態で再びClaymoreを動かしてみると、ハッシュレートが12Mh/sに回復していました。恐らく、mkxminerを動かすために32bitドライバーを有効にしていたことでハッシュレートが落ちていたんだと思われます。
※ AMDGPU-PROドライバーのバージョンは17.50で、「./amdgpu-install --compute」でOpenCL部分だけのインストールが可能です

そしてこちらは落ち着いた状態のconfig.txtです。
-mode 1
-colors 0
-powlim -50
-tt 60
-fanmax 70
-fanmin 30
-powlimは全く効いていないように感じますが、もしかしたら効いているかもしれないので一応付けてます。Poralisコアだと-asm 2 でハッシュレートが上がるらしいのですが、あまり効果が見られなかったので外しています。デュアルマイニングモードだと顕著に効果が現れるのかもしれません。

夜から翌朝まで、だいたい12時間ほどPCを連続稼働させてマイングしてみているのですが、この感じだと10ヶ月くらいでようやく0.2 ETH 貯まるようなペースです。

やはりマイニングで収益を上げようとすると、GPUが1枚であればRadeon RX 570以上のスペックは必要なようです。本格的に取り組むのであればGPU複数枚のリグを組むしかなさそうです。

というわけで、今はまたオークションで中古のRadeon RX 570なカードを物色中なのですが、うちのPCはMicroATXなケースのため、ショート基盤(18cmくらい) じゃないとケースに収まらないようで、最近ちょうどSAPPHIREから出たRadeon RX 570 ITXというのじゃないとダメそうです。4万円くらいするんですよねぇ、これ・・・・。