2018-03-01

(Linux)lowlatency カーネルを使ってみた

Kona Linux が日本製のディストリビューションだと初めて知りました。

そんな Kona Linux ですが、音質重視の Jack エディションなるものがあり、そう言えばUbuntu Studio って low-latency カーネル使ってるから音が良いとか言ってたよな、と。

モノは試しに Linux Mint 18.3 に Synaptic から linux-lowlatency-hwe-16.04 というパッケージをインストールしてみました。インストール後はPCを再起動 することでインストールしたカーネルが反映されます。

low-latency カーネルに変えてみるとなんとなくブラウザの動きが軽快になったような気がしました。これはいい傾向です。

肝心な音質の向上ですが、ちょっとわかりません。音系に関しては追加のソフトウェアをインストールしていないので恐らく Jack はインストールされていない状態です。

ヘッドホンで音楽を聴く時は Planex の 3,000円くらいの USB-DAC を通して聴いているのですが、これがまた非常に高音質で良いです。ですので、あんまり low-latency の恩恵がわかりませんでした。
ヘッドホンじゃない時はディスプレイに内蔵されているショボいスピーカー経由なのであんまり音の違いは感じられないのです。

※ちなみに Planex の製品はもう売ってないようで、近いのはこんな製品です。


ちょっと困ったのは、VLC で動画を再生した時に音声が正しく再生されず、泣く泣くgeneric カーネルに戻したのですが、その後に VLC 側の設定か何かで回避できるのではないかと思って low-latency カーネルを再インストールしたらなぜか VLC は元気に動いてくれるようになりました。どうりで VLC と low-latency カーネルの障害事例を探してもほとんど見つからない訳です。

というわけで、Kona Linux から始まった low-latency カーネルによる高音質化ですが、結果的にはブラウザがちょっとキビキビと反応してくれるようになったという良い形に繋がりました。