2018-03-10

Lollypop 0.9.400が起動しないので

先日、PPAのアップデートが配信されたので何気なくアップデートを受け入れて更新したLollypopですが、使えないと困るので少しあがいてみました。

Linux Mintのメニューではなく、コンソールから直接起動してみました。
$ lollypop
No module named 'pylast'
    - Scrobbler disabled
    - Auto cover download disabled
    - Artist information disabled
$ sudo pip3 install pylast
Traceback (most recent call last):
  File "/usr/lib/python3.6/site-packages/lollypop/application.py", line 206, in do_startup
    self.init()
  File "/usr/lib/python3.6/site-packages/lollypop/application.py", line 159, in init
    cssProvider.load_from_file(cssProviderFile)
GLib.Error: gtk-css-provider-error-quark: application.css:135:14'min-height' is not a valid property name (3)
Python 3.6ですか?うちのLinux MintにそんなバージョンのPytonは導入されていましたかね?

$ python
Python 2.7.12 (default, Dec  4 2017, 14:50:18)
[GCC 5.4.0 20160609] on linux2
Type "help", "copyright", "credits" or "license" for more information.
>>>
普通にPythonを呼び出すと、バージョンは2.7.12のようです。確か、Python 3.xxも導入はされていたはずと思い、追加で確認してみます。

$ python3
Python 3.5.2 (default, Nov 23 2017, 16:37:01)
[GCC 5.4.0 20160609] on linux
Type "help", "copyright", "credits" or "license" for more information.
>>>
Python 3.5.2が導入されていました。もしやLollypop 0.9.400 は新しい環境を要求するのではないかと思い、再度公式サイトを確認してみようと思いました。

なんと、選択可能なUbuntuのバージョンが18.04と17.10のみでした。16.04が消えてしまっています。これはあれですね、4月に公開されるUbuntu 18.04 LTSをだいぶ先取りしている感じですね。

Linux Mintの「ソフトウェアの管理」にもFlatpak版のLollypopがあり、こちらはバージョンが0.9.306で正常に動作するものでした。Flatpak版で回避でも良いかと思っていたのですが、timeshiftの週次バックアップがあることを思い出しました。


 timeshiftでバックアップからリストアしたところ、無事にLollypop 0.9.306に戻すことができました。また、apt updateをしてもLollypop 0.9.400は配信されてきませんでした。もしかしたら作者が対応したのかもしれません。

Lollypop 0.9.400の変更点を確認してみましたが、けっこう修正されているようなのでちょっと不安定なのかもしれません。
New responsive design
New fullscreen mode
New default playback behaviour: you can mix albums and tracks!
New search widget
いずれにせよ、timeshiftのバックアップがあるので安心してお試しできることがわかりました。次のアップデートが配信されたらまた試してみたいと思います。