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2024-09-07

Windows11 をインストールした(その二)

ということで前回の続きです。

前回の記事はこちらです。

Windows11 をインストールした(その一) 

始める前に

Windows10 のライセンス認証として「Microsoft アカウントにリンク」という方式でなければ Windows11 へのアップグレード後にライセンスが引き継がれないようです。事前に確認しておきましょう。




ではやってみよう

古いディスクの Windows10 パーティション(/dev/sda3)を Linux の dd コマンドを使って新しいディスクの Windows11 用パーティション(/dev/nvme0n1p3)に丸ごとコピーしてしまいます。

$ sudo dd if=/dev/sda3 of=/dev/nvme0n1p3 bs=1M conv=noerror,sync status=progress
114464653312 bytes (114 GB, 107 GiB) copied, 219 s, 523 MB/s
109331+1 records in
109332+0 records out
114642911232 bytes (115 GB, 107 GiB) copied, 229.523 s, 499 MB/s

コピー元は 100GB ほどの容量ですが、4 分ほどでパーティションのコピーが完了しました。

この状態で古いディスクから Windows10 を起動してみます。

C ドライブが 100GB のまま


 

コピー先は 200GB のパーティションだったのですが、コピー後も古いパーティションと同じ 100GB のままでした。

「エクスプローラー」ではなく「ディスクの管理」でも確認してみます。


「ディスク 1」の 2 番目のパーティションがちゃんと 200GB なんですよね。エクスプローラーだけ誤った情報を認識しているみたいです。

ん〜、パーティション容量をちょっとだけ小さくしてみますか。そうすると、パーティション容量が変更されたのをトリガーにエクスプローラーにも制御情報が正しく伝わるんじゃないですかね。

C ドライブが 150GB になった

 


というわけでパーティションを縮小して刺激を与えることでエクスプローラーにも新しいパーティション容量を認識してもらうことに成功しました。わずかだけ縮小したかったのですが仮想ディスクマネージャーに「パラメーターが間違っています。」 と怒られ続けたので成功する値を探って 150GB になりました。まあ、仕方ありません。


準備ができたので新たしいディスク上の Windows10 を起動して、これを Windows11 にアップグレードします。

 

アップグレードが進んでおります。


お、終わりましたね。再起動すれば Windows11 が立ち上がりそうです。が、何やら Windows10 用の更新プログラムも「再起動の保留中」と表示されています。これはどうなっちゃうんでしょう?

作戦成功!!

 


そして PC を再起動すると無事に Windows11 が立ち上がり、ライセンス認証画面を確認してみるとちゃんと認証されています。

作戦は大成功です。

 


そして PC 再起動前に残っていた Windows10 用の更新プログラムは「更新が失敗しました」というステータスでした。「ええ、これがずっと残っちゃうの?」と思いましたが、しばらくしたら消えてなくなりました。

ということで、Windows10 から Windows11 への移行作業は無事に完了したのでありました。