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2024-05-06

Linux Mint のウェブアプリを使ってみた

「ウェブアプリ」は Linux Mint/LMDE に搭載されているオリジナルアプリで、英語名では「Webapp Manager」というものです。何年か前にリリースされていたのですが、これを初めて使ってみました。

Linux Mint のコミュニケーションツールとして Discord のチャンネルもあるのですが、これによく似たインターフェースで Matrix という Web サイトも使い始めたようです。普通に使う分には Firefox などのブラウザーでアクセスすれば良いのですが、こういう時のために「ウェブアプリ」というアプリが用意されていたことを思い出しました。

まずはサイトを登録

ということで、Matrix をウェブアプリに登録してみようと思います。

ウェブアプリの初期状態

今まで使っていなかったので、当然のように空っぽです。画面の下に並んでいるプラス記号をクリックするとサイトの登録画面に進むことができます。

「名称」「アドレス」だけ入力しました

「名称」「アドレス」だけは入力しましたが、他の項目は初期状態のままです。アイコンはウェブアプリが自動的に設定してくれました。

登録完了です

 

ウェブアプリとして起動してみた

では、登録したウェブアプリを起動してみましょう。ん?どこにあるの?デスクトップにはなさそうです。 

「メニュー」「ウェブ」にありました

メニューを開いてみると「ウェブ」というサブメニューが追加されていて、その中に登録した「Matrix」がありました。これを起動するんですね。

おや?未サインイン?

見た目はシンプルな Firefox として起動しているので、パット見は Discord と同じようなアプリに見えますが、なぜかサインイン情報が引き継がれていないようです。

Firefox はいつも使っているのにどうしてでしょう?もしや Firefox のプロファイルが違ってる? 

やはり別プロファイルで Firefox が起動してた
 

Alt キーを押して「ヘルプ」「他のトラブルシューティング情報」 でプロファイルを確認してみたところ、やはり普段に使っているものとは別のプロファイルで Firefox が起動していました。

ウェブアプリの登録画面に「任意のパラメーター」という項目があったので、ここに使いたい Firefox のプロファイルを指定すると解決できるかもしれません。



Firefox で Matrix を表示させて別ウィンドウにしておいても同じような感じになるのですが、パネル上のアイコンが Firefox とは別になっていて区別しやすいですね。ページタブとか も非表示なので見た目はスッキリで良いです。

Gmail を Web 版で使っている人なんかはウェブアプリに登録してしまっても良いかもですね。