2024-04-14

Windows 版の Firefox で「艦これ」が多少マシになった方法

自宅 PC の Windows を使う予定が出てきたので、事前にパッチ適用のために久しぶりに起動しました。前回の起動は 2023 年 12 月が最後でした。

懸念していた Windows 10 のパッチ適用自体は思っていたよりも短い時間で終わったのでビックリしました。しかし、再起動の時に BIOS のブート順を Windows Boot Loader に勝手に差し替えるのはやめていただきいものです。

パッチ適用の合間に Windows 版の Firefox も更新したり、LibreOffice も更新したりと大忙しです。

さらに待ち時間の間に Windows 版の Firefox でちょっと「艦これ」もプレイせねばなりません。Windows 版だとちょっとモッサリ感が強くてあんまり好きじゃないのですが、試しに Firefox のハードウェアアクセラレーションを off にしてみたところ、けっこうマシになりました。都市伝説かと思っていたのですが効果はありそうです。

ちなみに Linux 版の Firefox だとハードウェアアクセラレーションを off にすると使い物にならないくらいに遅くなってしまいます。Windows 版と Linux 版では傾向が異なるようです。

WebRender がソフトウェアモード

CPU使用率は 4%、GPU 使用率は 12% と off にしても変わらず
 

ハードウェアアクセラレーションを off にしても GPU 使用率が 12% まで上がっているのが不思議です。

about:support の「決定ログ」の部分を確認してみると、ハードウェアアクセラレーションを off にしたことでいろんな項目が無効化されていますが、ハードウェアアクセラレーションは on のままでも、これらの項目のどれかだけを無効化すると同じ効果が得られるのではないかと思います。

決定ログの前半

決定ログの後半

  • HW_COMPOSITING
  • D3D11_COMPOSITING
  • DIRECT2D
  • D3D11_HW_ANGLE
  • WEBRENDER_COMPOSITER
  • WEBRENDER_SHADER_CACHE
  • WEBRENDER_OPTIMIZED_SHADERS
  • WEBRENDER_ANGLE
  • WEBRENDER_DCOMP_PRESENT
  • ACCELERATED_CANVAS2D

 

ちょっと面倒だったので検証していないですが、次の機会にいろいろと試してみようかと思います。

 

(追記) 

Firefox 125.0.1 がリリースされたのと、たまたま Windows を起動する必要があったので試してみました。

結論としてはハードウェアアクセラレーション on かつ ACCELERATED_CANVAS2D を有効にするといい感じに化けました。


gfx.canvas.accelerated.force-enabled = true にしてみた

 

Firefox をバージョンアップした際にabbout:support 画面から「決定ログ」を確認するのが習慣となっているのですが、ここで ACCELERATED_CANVAS2D が無効になっていることに気づきました。

試しにこれを強制的に有効化してみたところ、Windows 版の Firefox でもなかなかの動きで「艦これ」がプレイできるようになったというわけです。

gfx.canvas.accelerated.force-enabled = true にしました。

いやぁ、いい発見でした。