知人からの「iPhone のバッテリーがもう限界」という話から「povo か ahamo への MNP はどっちがいいのか?」という不思議な流れになりました。
中古で購入した iPhone8 のバッテリーがあっという間に減ってしまう、という相談が始まりでした。
iPhone が示すバッテリーの健全性は 79% とのことで、まあ確かにバッテリーはヘタっているようですが、なんとか大丈夫なレベルではないかと思いました。
バッテリー残量の表示が実残量と乖離しているのではないかと思い、解消策を調べたところ以下の 2点が効果がありそうなので勧めてみました。
・iOS の強制再起動
・バッテリーのリフレッシュ
バッテリーのリフレッシュは、バッテリーを空にしてからしばらく時間をおき、その後に 100% まで充電するという方法で、ちょっと時間がかかります。
それを試してもらっている間に他の原因を探っていると、どうも楽天モバイルの回線を使っていると電波が弱く、電波が弱いと電波を探すために無駄にバッテリーを消費してしまう、ということもあるらしいことがわかりました。
というわけで、バッテリーのリフレッシュが終わったあとに 1時間ほど iPhone を機内モードにして持ち歩いてもらったところ、なんとバッテリーは全く減らずに 100% のまま帰還したということです。
バッテリーの急激な消耗は電波の弱い楽天モバイルの回線を使っていることが原因であったようです。
バッテリーのリフレッシュで効果がなければ、バッテリー交換を試してみようと相談していたところなので、無駄な出費が発生するところでした。
(まあ、バッテリー交換してもいいくらいの感じですが)
そうすると、楽天モバイルから docomo なり au なりの回線に変更しなければ、このバッテリーの急激な消耗は解消しないのですが、その知人は「ahamo にしようかな」ということでした。
au 回線の povo というのもあるよ、ということでチラッと調べてみると、なかなか難しい選択になっていることが判明しました。
比較項目 | povo | ahamo | IIJmio |
---|---|---|---|
月額料金 | 2,164円 | 2,980円 | 2,000円 |
パケット量 | 25GB | 20GB | 20GB |
低速時 | 128Kbps | 1Mbps | 300Kbps |
通話料 | 30秒/22円 | 30秒/22円 | 30秒/22円 |
通話定額 | 550円 | 無料 | 500円 |
povo は「データトッピング」を 150GB(180日)を適用し、一月あたりに換算した値です。
「通話定額」は 1回あたりの通話時間が 5分以内であれば通話料がかからない、というものだそうです。
個人的には au 回線が好きなのですが、こうして並べてみると「ahamo の方が良かったりする?」と思い始めました。
ahamo はパケットを使い切ったあとの低速時の速度が 1Mbps も出るのが若干、魅力ですが、IIJmio だけが余ったパケットを翌月に繰り越せます。個人的には IIJmio です。
また、ちょこちょこ電話する人も ahamo の方が良さそうです。
最終的には知人が選ぶわけですが、電話をかける頻度が多い場合は ahamo、そうでない場合は povo になりそうな感じです。どうなることやら。
(追記)
・povo にも通話定額(5分/回)の有料オプションがありました。
・IIJmio も並べてみました。