2019-09-19

(Linux)Flatpakが専有しているディスク容量を削減する

Linux Mint で Lollypop という音楽プレーヤーを愛用しているのですが、これが Flatpak版なのです。

現在の Lollypop のバージョンは 1.1.4.16 ですが、Flatpak版は起動時に自動アップデートされるみたいで、今までのソフトウェア管理とは違っています。


新しいバージョンをすぐにインストールすると痛い目にあうこともあるので、いわゆる「人柱」の方々の様子を見てからインストールする、ということができない仕様です。


それはさておき、最近ファイルシステムの空き容量がどんどん減って行くことに気付きました。まあ、アプリケーションをアップデートすると /var/cache/apt/archives に古いパッケージ(〜.deb)が貯まっていくので、たまにゴミ掃除をしなければなりません。
apt autoclean

それでもまだまだディスクの空き容量が確保できないので「ディスク使用量アナライザー」で確認してみたところ、/var がだいぶ肥えているようでした。

さらに /var/lib/flatpak がディスクを専有していることがわかったので、flatpak list コマンドでインストールされている Flatpak アプリケーションを調べてみると、org.gnome.Platform/x86_64/3.34 と org.gnome.Platform/x86_64/3.32 の2つがインストールされていることがわかりました。恐らく3.32は古いバージョンなのでもう使われていないと思われ、ディスク容量も1GBほど使用しているので、こいつを削除してみることにしました。

以下のコマンドで削除でき、その後に Lollypop も正常に起動したので、削除しても問題ありませんでした。

flatpak uninstall org.gnome.Platform/x86_64/3.32

ところが、Flatpakにはちゃんと便利なコマンドが用意されており、以下のコマンドで apt autoclean 的な動きをしてくれることがわかりました。

flatpak uninstall --unused

ええ、普通はこういうコマンドが用意されていますよね。


というわけで、定期的に Flatpak の不要資源を掃除することが必要だと認識したのでした。