2019-04-30

(Linux)Spotifyのキャッシュ容量を制限する

Linux MintでSpotifyを使用しています。Spotify自体は「ソフトウェアの管理」からインストールしています。Flatpak版ではなくdebパッケージ版です。

さて、SpotifyはP2P技術を利用していることはご存知かと思います。あるユーザーがストリーミングで再生したデータをキャッシュへ保管しておき、別なユーザーにユーザー間でデータを転送しているそうです。


こうした思想のため、Spotifyのキャッシュ容量は放置しておくとスゴイ容量に膨らんでしまいます。ワタシも久しぶりにチェックしたところ、なんと10GBオーバーまで育っていました。
※画像は少しダイエットしたあとなので、6GBほどです。


 Spotifyのキャッシュフォルダーの場所はシンボリックリンクで変更してあるので、ディスク容量の空きには困っていないのですが、キャッシュしているデータ量が増えてるとSpotifyの起動時に時間がかかるようです。恐らく、キャッシュデータのチェックをしているのだと思います。

そこで、調べてみると設定ファイルで指示することでSpotifyがキャッシュするデータ量に上限を指定できることがわかりました。Linuxの場合は /home/ユーザー名/.config/spotify/prefs というファイルを編集します。

例えば、このファイルに storage.size=2048 と指定するとキャッシュ容量の上限値が2048MB(2GB)と設定されます。設定ファイルを編集後、Spotifyを再起動すると反映されます。すでに大量のキャッシュデータが存在している場合には上限を超えたキャッシュが削除され、Spotifyの起動がだいぶ速くなったと感じるかと思います。

ディスク容量を節約したい場合やSpotifyの起動を高速化したい場合にお試しください。なお、一般的にはキャッシュ容量が少なくなるため、ネットワーク通信が増加することにご注意ください。